ITは私たちの生活から切っても切り離せない身近な存在となりました。
しかしながらITとは何かを理解せずに使っていることが多いように感じます。 ITを理解しなくとも使うことは可能ですが、深く理解すればするほど利活用の度合いは進むでしょう。
この記事ではITについてより深く理解できるように解説をします。
ITという言葉はよく聞くと思いますし、使う機会もあるかと思います。
しかし、ITが何の略か、正確に知らない方も多いですね。
セミナーでITとは何の略ですか?と聞いた場合、インフォメーションテクノロジーまたはインターネットテクノロジーと答える方が多いです。
正解はInformation Technologyの略で直訳すると情報技術となります。
皆さんがITと聞くと何を浮かべるでしょうか?
インターネット、パソコン、スマートフォンなどがよく挙げられます。
私はそれは1つ目のITだと思っています。
いわゆるデジタル的なツールですね。
ここではデジタルITとしておきましょう。
前段でITはインフォメーションテクノロジーの略だと話しました。
インフォメーションテクノロジーつまり情報の技術はデジタル的なツールを使わないと無理でしょうか?
例えば「できるビジネスマンの手帳術」「東大生のノート術」など本屋さんに行くとアナログ的なツールをどう使いこなすかといった書籍もたくさんあるかと思います。
私はこれが2つ目のITだと思っています。
1つ目がデジタルITでしたので2つ目はアナログITとしておきます。
私はデジタルITよりもアナログITの方が大切だと感じています。
それはなぜかというとアナログITとは「しくみを作ること」だからです。
なぜ仕組みを作ることが大切かと言うと、仕組みは自分自身で創意工夫をする必要があるからです。
ツールはついつい使っていれば良いと言う意識に陥りがちになってしまうからです。
ツールを使う上で創意工夫を忘れてしまうとツールに使われてしまう現象が起こってしまいます。
これでは目標が目的化してしまい、本来の目的を達成することが出来ません。
大切なことは「なぜIT化を行うのか」「何のために行うのか」をまず定めることが重要です。
これらが定まるとツールを選択する上でブレにくくなります。
デジタルITはとても強力な武器ですが、アナログITと言う強固な地盤の上に構築しないと、運用が定着しなかったり、最悪の場合、現場が反発して全く使われないシステムになることもあり得ます。
盤石な地盤であれば、大きな建物‘を作ることも可能でしょう。
そうなれば他社から見ると魔法のような成果をあげることも可能です。
これが3つ目のIT、マジカルITです。
映画「2001年宇宙の旅」の原作者、アーサー・C・クラークはこのような言葉を残しています。
高度に発展した技術は魔法と見分けがつかない
考え抜かれたしくみと最先端のITが組み合わさると圧倒的な成果を残すでしょう。
これは知らない人間からすると魔術のように見えるのではないでしょうか?
現に手品やマジックは最先端の技術と途方もない練習から生み出されています。
今までITの恩恵に預かれるのは資金力を持った大企業しか無理でした。
それがクラウドサービスやスマホの登場によって最先端のITに誰もが触れる事ができるようになりました。
中小企業にとってこれは大きなチャンスであり、やらなければ生き残れません。
IT利活用を推進していきましょう。